自分の家を建てたいと思っていても、
実際にイメージをまとめるのは大変ではないでしょうか?
雑誌やショールームを見ることはもちろん大切ですが、
物件の良いところだけを見てしまうと
肝心な要望が抜けてしまう場合があります。
実際に住んだ時にどうなるかを考えながら具体化していくことが大切で、
イメージとのすり合わせを同時に進めていく必要があるのです。
そのやり方としては
「おうちノート」を作ることが簡単でオススメです。
アイディアや得た情報などを書き留めておいて、情報の整理をしましょう!
1.おうちノートを書くと便利な理由
(クリックで詳細拡大)
おうちノートとは、家に関するアイディアや希望をまとめたものです。
アイディアをまとめておかないと設計時に抜け・漏れが発生する可能性があります。
漠然としたイメージだけでは打ち合わせをしても
なかなか設計に移れず時間を浪費していく可能性もあるため、
しっかりと考えを煮詰めていきましょう。
1-1.家を建てるにはお金と時間がかかる
一般的な設計事務所に設計を依頼すると、
それなりの費用がかかり、修正にもまたお金がかかります。
そしてある程度進んでしまうと後戻りが出来なくなってしまうため、
要望は早めに固めておく必要があるのです。
(弊社の場合は無料ですが…)
しっかりとノートに書き出していくと、
どこは譲れてどこは譲れないかといったこだわりの部分が見えてきます。
譲れない部分を中心に設計を依頼すると理想の家を建てやすく、
イメージを固めることにも役立つのです。
1-2.イメージは家族や工務店に伝える必要がある
理想のイメージがしっかりしていても、
家族や工務店に伝わらなければ意味がありません。
ある程度まとまりがなければ同意を得られないだけでなく、
理想とは違った家になってしまう可能性があります。
ある程度具体化しておかなければ伝わらないため、
ノートに書き出して説明をした方が理解されやすく、
相談もスムーズに進みやすいのです。
モデルハウスやハウスカタログなどで見てよいと思ったアイディアも混ぜておくと、
どのようなこだわりがあるか伝わりやすくなるためおすすめです。
2.アイディアを膨らませるのも重要に
お客様の中には家のアイディアが次々と出てくる方もいれば、
何を決め手にすればいいかわからず困ってしまう方もいらっしゃいます。
具体的なアイディアが浮かばない場合には
趣味やライフスタイルから想像を膨らませていくのがおすすめです。
2-1.趣味やライフスタイルはこだわりが出やすい
趣味やライフスタイルを中心にすえると、
自分のこだわりが見えやすくなります。
例えば思い出の品を飾るスペースがほしい、
あるいは心地よく過ごせるスペースがほしいなど、
そんな切り口で要望をまとめるだけでも
部屋の間取りを決めるアイディアの元になります。
お気に入りの食器や服など、趣味を改めて書き出してみるのもおすすめです。
雑貨からイメージを広げることで、内装をどうするか決まることもあるのです。
最近ではアパレルブランドがインテリア商品を展開し、
洋服だけでなく、生活全体をコーディネートすることも多くなったので
より参考にしやすいかと思います。
また、アウトドアが趣味であれば、駐車場の広さや玄関に入る前に
手や足を洗うところがあるかで便利さが異なってきます。
好きなことを書き留めておけばより具体的なアイディアが浮ぶことでしょう。
2-2.複数のノートに分けて整理するのもおすすめ
おうちノートは住宅情報だけでなく、
趣味などの情報も書いておくとイメージがわきやすくなります。
整理して別々のノートを作るのもおすすめで、
自分の好みや要望をまとめやすくなります。
また、ポイントになるのが人に見せることで
新たなアイディアが浮かぶことがある点です。
おうちノートを見せることで工務店がどのような設計が出来るか
具体化してくれるケースも多く、アドバイスを受けるきっかけにもなるのです。
具体的なアイディアをもらえれば、後はスペースや予算との相談になります。
家族とだけ相談しても予算などの都合で実現出来ないものもあります。
なるべく多くのアイディアや要望を書き留めて、
その中から要望を絞り込むことや、プロの目線からの
おすすめを聞いて取り入れることも大切なのです。
3.工務店との相談が大切な理由は
工務店との相談が大切な理由は予算やイメージのすりあわせはもちろん、
法律上の制限も存在するからです。
建築基準法などの関連で実現出来ないケースもあるため、
不満を生まないためにも納得して進めることが大切になります。
3-1.工務店に聞いてみないとわからないことは多い
工務店にイメージを伝える上でノートは重要な役割を果たします。
ライフスタイルや好みがわかればそれに沿った設計が可能なだけでなく、
どこが実現出来るか具体的なアドバイスに結びつきやすいからです。
建築基準法などの関係で使えないアイディアが
生まれる可能性がある点にも注意が必要です。
工法などを工夫すれば実現出来る可能性もありますが、
その分工賃が高くなってしまう場合もあります。
実際に出来るかどうかは工務店に質問しないとわからないケースが多いのです。
業者ごとに重視する部分が違うだけでなく、
ノートから受け取ってくれるイメージも異なってきます。
ある程度アイディアを集めたら積極的に相談することも大切なのです。
3-2.課題を集めることも家を建てるのに重要
家を建てるのに大切なのは、イメージを元にアイディアを膨らませ
具体化していくことです。問題点や課題を洗い出すことも大切で、
解決しなければいけない部分がわかればそれだけ前進することになります。
伝え方の切り口を変えるだけでアイディアが通ることもあるため、
他人の目線で考えることも大切になります。
ただし、最初から他人の目線ばかり気にしてしまうとアイディアが出辛くなるため、
書いて相談を繰り返しながら、意思の疎通をすることが大切になります。
その上で取捨選択をしていった方が満足のいく家を建てられる可能性が高いのです。
さいごに
家を建てる際にイメージを膨らませることは重要で、
その元となる情報などを書き留めておくことも大切になります。
自分が忘れないためだけでなく、人に伝えることも大切になるからです。
工務店に希望を伝えれば想像以上のものが出来るかもしれないため、
積極的に相談することもおすすめです。
プロ目線のアイディアを引き出すためにもノートに情報をまとめた方がよく、
些細な情報がより満足のいく家作りに結びつく可能性があるのです。

