リビングには家族が集まってテレビなどを見ながら賑やかな会話をする。

これは、誰もが憧れる家族の風景ですよね。

子供がまだ小さいうちは、そんな日常がたくさんあるかもしれません。

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しかし、子供たちが成長してくると、家族との団らんよりも

自分のスペースを大事にする様になります。

これは子供が成長している証ですから、必ずしもネガティブなものではありませが、

親としては少し寂しい気持ちになりますよね。

 

家族が自然とリビングに集まる空間を作るためには、何を意識すれば良いのでしょうか?

 

1.「家族は空気のような存在」が理想的

家族がリビングに集まっている時、必ずしも同じ目的を持っている必要はありません。

・ダイニングテーブルで宿題をやる人

・リビングのパソコンで調べものをする人

・テレビを見ながら寛ぐ人

・昼寝している人……etc

 

これらを実現できるリビングを作るためには、「ソシオフーガル」を意識する必要があります。

 

「ソシオフーガルって?」

建設業界や空間デザイン界隈の言葉で、

お互いに関わりを持ちたくない時や作業に集中したい時などに取られる位置関係を示しています。

これは、「仲が悪いから」というわけではなく、お互いのプライバシーを優先した結果なのです。

一方ソシオフーガルとは逆で、コミュニケーションを取ろうとして

人々が向かい合う位置関係を「ソシオペダル」と呼んでいます。

 

「ソシオフーガル」…(例)パソコン室やカフェの窓際のカウンターなど

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「ソシオペダル」…(例)会議室や飲食店など

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2.ソシオフーガルをバランスよく配置したリビングを作るためには?

ソシオフーガルをバランスよく配置させるためにはいくつかのポイントがあります。

その例を取り上げてみますので、ヒントにしてみてください。

 

2-1.リフォームできる余裕を持たせておく

家を建てる際には後にリフォームできる余裕を持たせたリビングにすると良いかと思います。

何故かといいますと、空間にゆとりができ、子供の人数や成長に合わせて新たな検討ができるからです。

ソシオフーガルは建設業界では一般化している言葉なので、相談の段階で話に出してみましょう。

 

2-2.和室と洋室を合体させてみる

ソシオフーガルを実現させるためには、家族の好みに合わせたリラックス空間が必要です。

それを考えると、洋室と和室を合体させたリビングも良いかもしれません。

家族の中でも、歳を重ねることによって

洋室・和室のどちらかをより好む傾向が生まれるかもしれません。

 

2-3.平屋にする

家を建てる時、平屋か2階建てかで悩む方も多いでしょう。

今回のテーマでいくと、平屋の方が向いていると言えます。

ポイントは階「段の昇り降りの有無」です。

「そんなことで?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

2階に自分の部屋を持つ子供達は

「部屋にこもりきりで中々リビングに降りてこない」ということが起こりやすいのです。

一説によると1階と2階で飲食店がお店を構えた場合、

2階のお店の売り上げは1階のお店の売り上げよりも10~30%下がるとも言われています。

昇り降りの手間や心理的負担は予想以上に大きいのです。

 

その点を考えると、平屋はリビングを中心にとした間取りになるので、

部屋とリビングの移動もスムーズに行えますし、

それにより家族が顔を合わせる機会も自然と増えるので好ましいでしょう。

 

2-4.共用パソコンを置く

お子様がある程度の年齢になるまでは、リビングに共用パソコンを1台置いてみてはいかがでしょうか?

個人のパソコンを持っていない子供達は、

調べ物をしたりゲームをしたりするために自然とリビングに集まるようになります。

そして普段からインターネットとの関わり方を親が子に教えることも大事なことですし、

何時間もパソコンを扱ったりすることがないようにチェックすることも必要でしょう。

トータルで見ても、親の目の届く場所に置いておくのはいい手だと思われます。

 

2-5.リビングに行かないと座れない椅子を置く

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リビングに行かないと座れない椅子を配置しておけば、

それに座りたいがために家族が集まってくる可能性があります。この場合は、

・座り心地が気持ち良いソファー

・デザインが特徴的な椅子

・ハンモックを設置してみる

 

上記のような方法があります。

この様なリビングにしかない椅子配置するという方法もありますが、

一番の目的としては、家の中で家族が一番快適に思える場所がリビングになるように演出することが大事だということです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、家族が空気のような存在でいられる「ソシオフーガル」なリビング作りに焦点を当ててみました。

ソシオフーガルは、小さなお子様がいる家にはまだ当てはまらないかもしれませんが、

将来を考えると前倒して計画しておくのがおすすめです。

お互いが快適に過ごせる空間や距離感を造り出すことで、より心地よい家になることでしょう。

おかげさまでありがとうございます
 
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