昨今では鉄骨住宅も増えてきてはいますが、

未だ木造住宅の人気は根強く、

敢えて木造住宅を建てる方というのも多いのです。

ではなぜ人気なのでしょうか?

木造住宅の持つメリットについてご紹介していきたいと思います。

 

1.木造住宅は費用面で優れている

木造住宅のメリットとしてまず挙げられるのが、「費用の安さ」です。

木造住宅は建築材料の関係から、比較的リーズナブルな価格で建てる事ができるのです。

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1-1.木造住宅は安い

木造住宅は文字通り”木”で出来た住宅です。

さてこの木というのは、徐々に希少価値は高まっていますが、

今のところ鉄骨住宅で使用される鉄に比べると材料単価が安くなっています。

これは木の方が鉄よりも産出量が多いこと、

また加工に掛かる費用自体が安い事などが関係しています。

 

更に鉄の場合は、断熱材や保湿材を交えた

プラスαの工事が必要となりますが、

木の場合はそのまま利用できるため工事費用も安く抑えられます。

他にも、木は鉄よりも軽いため

基礎工事に手間が掛からず基礎工事費を削減できる、

工事期間自体も短いため人件費を削減できるといった事も、

費用を安く抑えられる理由となります。

こういった要因により、木造住宅は鉄骨住宅より費用を安く抑える事ができる訳です。

 

2.デザインの自由度が高い

木造住宅の2つ目のメリットとして、

「デザインの自由度が高い」ことが挙げられます。

木造住宅の構造上、鉄骨住宅よりも間取りに融通がきき、

比較的自由にデザインする事ができます。

こだわりたい方にこそピッタリな工法と言えるでしょう。

 

2-1.木造住宅はデザインが自由自在

木造住宅というのは、基礎・土台・柱・梁で

強度を保ち屋根を支える構造となっています。

この部分さえしっかりと保たれていれば、

他の部分は比較的自由に組み立てることができます。

 

一方鉄骨住宅の場合、複数の鉄骨の柱で整合性を保ちながら

屋根を支える構造となりますので、希望する間取りに合わせるような柔軟性は低く、

同じような箱型のデザインとなるパターンが多いです。

こういった構造上の違いから、

木造住宅にすれば間取りを自由自在にデザインする事ができます。

意図的に複雑な構造の間取りとしたり、

逆にシンプルで広々した間取りにする事もできます。

 

2-2.リフォームや増築もし易い

木造住宅の場合、その構造上、

リフォームや部屋の増改築などもし易くなります。

後々、部屋の間取りを大きく変える事もできますし、

部屋自体を増築したり離れの家を作り、直結させたりもできます。

「将来、家族構成などが変わった場合にそれに合わせて大きく家を変えたい」、

「土地が広く将来資金ができたら家を増築したい」

といった方には特にメリットが大きいです。

 

2-3.業者の選択肢が豊富

鉄骨住宅の場合、大手住宅メーカーに依頼する事が殆どですが、

木造住宅は、大手住宅メーカーだけでなく中小の工務店や

建築会社など様々な業者が取り扱っています。

このため業者の選択肢が多く、

自分の趣向にあった業者に依頼する事ができます。

デザインも他の家と被る事が少ないでしょう。

伝統的技術を持つ職人のいる業者に依頼すれば、

まるでお城やお寺のような旧来の木造住宅を作ることも可能です。

 

3.木造住宅は断熱性や火災による倒壊に優れる

木造住宅の3つ目のメリットとして、

「断熱性や火災による倒壊に優れる」ことが挙げられます。

木造住宅はその断熱性の良さから快適に過ごす事ができ、

また火災による倒壊の被害も減らせます。

 

3-1.断熱性に優れる

木造住宅は鉄骨住宅に比べ、断熱性に優れます。

つまり外気の熱を遮断しやすい家となります。

このため、真夏の暑い日は外からの熱を遮断し

クーラーなしでも比較的涼しい部屋となります。

一方で真冬の寒い日は、内部の熱が外に逃げるのを遮断し、

暖房なしでも暖かい部屋となります。

 

3-2.耐火による倒壊に強い

木造住宅で火災が起きた場合、一気に燃え広がり、

すぐに倒壊してしまうイメージが強いのではないでしょうか?

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確かに鉄より木の方が燃えやすいのは事実ですが、

燃えた表面は炭化することで燃えづらくなり、

内部の方まで燃えるには時間がかかるのです。

その間に避難できるという点では木造住宅の利点だとも言えるでしょう。

 

一方鉄の場合は、持ち堪えながらも長時間高熱にさらされることにより

強度が著しく下がり、一定の温度に達すると崩れ落ちてしまいます。

また、火災の際に高温になった鉄のドアや鉄の柱が倒れてきた場合

それはもう高熱の鉄の塊なので少しでも接触すれば大怪我になりかせません。

最悪の場合避難経路を塞いで、見動きが取れなくなる可能性も考えられます。

 

様々な状況により事態は異なるとは思いますが、

「火事のことを思うと怖いから木造住宅を選択肢に入れない」というのは

ちょっともったいない判断だとお伝えしたいです。

(ただし、火災の状況にもよりますので、

木造住宅であれば100%確実に火災から逃れられるという訳ではありません。)

火災の際に躯体の耐力が低下して倒壊する事に注目すれば、

鉄骨住宅より木造住宅の方が火災で助かる確率が上がる事もあるということです。

 

4.木造住宅は湿度調整効果がある

木造住宅の4つ目のメリットとして、「湿度調整効果がある」ことが挙げられます。

木造住宅は木の特性から、乾燥した時期でも湿度の高い時期でも、

一定の湿度を保ち快適な暮らしをする事ができます。

 

4-1.乾燥時期は湿度を上げる

冬の寒く乾燥した時期には湿度が下がりますが、

この際に木は内部に蓄えていた水分を放出します。

これにより自動的に部屋の湿度が上がり、

冬でも乾燥に悩まされない快適な暮らしする事ができます。

 

4-2.湿気のある時期は湿度を下げる

梅雨時など湿気のある時期には湿度が上がりますが、

この際に木は周囲にある水分を内部に吸収します。

これにより自動的に部屋の湿度が下がり、梅雨時期でも湿気や結露、

カビなどに悩まされない快適な暮らしをする事ができます。

 

5.木造住宅は精神的、健康的にも良い

木造住宅の5つ目のメリットとして、

「精神的、健康的にも良い」ことが挙げられます。

木にはリラックス効果があり人の精神を安らげ、

また健康的な面でもプラスの効果を与えてくれます。

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5-1.リラックス効果で精神的にも良い

木の周囲で過ごす事により、

人間がリラックス効果を感じられる事は科学的にも証明されています。

個人差もあるかとは思いますが、大抵の方は鉄骨住宅よりも

木造住宅の方がリラックスし心安らぐ日々が過ごせるかと思います。

特に木々の少ない都会ではその効果が大きいでしょう。

 

5-2.健康にも良い

木の匂いは疲労回復効果があるため、

木造住宅で過ごす事で日々の疲労を和らげる事ができます。

また、鉄骨住宅の場合、壁紙やカーペットが必須となりますが、

それらが化学物質やホコリを放ち、

「シックハウス症候群」等の症状を患ってしまう事があります。

木造住宅の場合、壁紙やカーペットなどは余り使わずに済むため、

こういった病気に悩まされる事も少なくなります。

 

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。

この様に木造住宅には、鉄骨住宅には無いメリットが意外にも沢山あります。

また年々、木造住宅の建築技術は向上してきており、

かつてはデメリットと言われていた耐震性や耐久性などの問題も改善されつつあります。

もし、今後住宅を建てる予定のある方は、

鉄骨住宅だけでなく木造住宅も選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。

おかげさまでありがとうございます
 
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